大人の塗り絵には、ぬりえの絵柄の美しいものや、コロリアージュのような繊細で緻密なものまで、たくさんの本が出版されています。
書店でも主に女性や子供たちが趣味で楽しめる塗り絵が多く並んでいます。
そんな中でも、シンプルで塗り絵が太い線で塗りやすい、高齢者向けの塗り絵もあります。
いつか見たなつかしい風景や遊び道具で、初心者でも簡単にすぐにはじめられ、いつしか笑顔で元気も回復する塗り絵とはどんな塗り絵でしょうか。
そんな高齢者向けの大人の塗り絵を2冊、紹介します。
高齢者が塗りたい絵がバランスよく詰まっている本!
はなまるげんき
すぐはじめられる いきいき塗り絵
身近な草花 ほか
この『すぐはじめられる いきいき塗り絵 身近な草花 ほか』は、なかなか人気本で、この10年売れ続けているロングセラーの塗り絵です。
1冊の中に、高齢者が塗りたい絵柄がバランスよくまとまっています。
身近の草花、どこかなつかしい風景、昔遊んだ道具、季節感、くつろぎ、いきもの。
絵を描くことが苦手でも、どれも絵柄がシンプルで塗りやすい高齢者向きの塗り絵です。
塗ることに決まりごとはないので、思い思いに自分のペースで始めましょう。
画材も色鉛筆、水彩絵の具、クレヨンと自分の好みに合わせて塗りましょう。
線からはみ出して塗ってもかまいません。
塗り方のコツやポイントもありません、自分の好みの色で自由に塗りましょう。
完成したら、家族や友人たちに見せて、塗り絵を話題にふれあいの時間をもちましょう。
気に入った作品が出来たら、額に入れて飾ってみましょう。
飾れば塗り絵が引き立ち、また塗りたくなります。
1 ミニガーベラ
2 菜の花
3 あじさい
4 花しょうぶ
5 しゃくやく
6 トマトとキュウリ
7 落ち葉と木の実
8 和菓子とお茶
9 金魚
10 けん玉、お手玉、おはじき
11 ローカル列車の旅
12 温泉(露天風呂)
13 安曇野の水車小屋
14 里山の田園風景
15 農場のなかま
懐かしの昭和の切手を塗り絵で楽しもう!
はなまるげんき
すぐはじめられる いきいき塗り絵
いつか見たあの切手
昔、なつかしい趣味のひとつに、切手の収集というのがありました。
昭和の切手は、子どもから大人までの趣味になり、切手を収納する手帳にいれては何冊も大切に保管しました。
数多くある気に入った切手を、内容別に分類しながら収納し、時々手帳を開いてはコレクションした満足感に浸る時間が楽しいものでした。
中には大判の切手で、なかなか手に入らないレアな切手をようやく手に入れたときの気持ちはまた格別でした。
そんな数多くある昭和の切手の中から、厳選して15点を塗り絵に収録しました。
日本郵便の切手を、実際に塗り絵にした本は、これが初めてではないでしょうか。
それだけに、高齢者向けとしては、後にも先にもかなり貴重な塗り絵本になると思います。
1 菱川師宣「見返り美人」
2 歌川広重「月に雁」
3 喜田川歌麿画「ビードロをふく娘」
4 キク
5 ウグイス
6 樹木と陽光
7 北斎画 富嶽三十六景の「甲州三坂水面」
8 オシドリ
9 ベニオキナエビス
10 金魚
12 アジサイ
13 オオムラサキ
14 はにわの馬
15 カブトムシ
16 アブラナとモンシロチョウ