色鉛筆で絵を描くのは楽しいですよね。でも、もっと上手になりたいと思いませんか?ここでは、油性色鉛筆の使い方をマスターして塗り絵を上達させる方法をご紹介します。色鉛筆の塗り方の基本とコツを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
色鉛筆の使い方の基本をマスターしよう!
色鉛筆は、油性や水彩などと違って、色を混ぜることができません。そのため、色の選び方や重ね塗りの仕方がとても重要になります。
色鉛筆の使い方の基本は、以下の3つです。
・色鉛筆は先端が尖っているときに使う
・色鉛筆は軽く押さえて塗る
・色鉛筆は同じ方向に塗る
これらの基本を守ることで、色鉛筆の特徴である滑らかで均一な塗り面を作ることができます。また、色鉛筆は硬さや質感によっても塗り方が変わります。
硬い色鉛筆は細かい線や陰影を描くのに向いていますが、柔らかい色鉛筆は広い面やグラデーションを描くのに向いています。自分の好みや目的に合わせて色鉛筆を選ぶことも大切です。
上記は色鉛筆の使い方の基本ですが、実際に絵を描くときにはさらに工夫が必要です。例えば、色鉛筆で空や海を描くときには、どんな色を使うといいでしょうか?青一色ではなく、白や紫などを混ぜて明暗や奥行きを表現すると、よりリアルな印象になります。
また、色鉛筆で花や果物を描くときには、どんな色を使うといいでしょうか?赤一色ではなく、黄やオレンジなどを混ぜて陰影や質感を表現すると、より立体的な感じになります。このように、色鉛筆で絵を描くときには、色の組み合わせやバランスに気を付けることがポイントです。
色鉛筆は簡単に濡れる画材ですが、塗ってみると奥が深く楽しめる画材です。自分の好きな絵柄やテーマに合わせて、色々な色鉛筆を試してみましょう。
油性色鉛筆のおすすめは、次の3つです。
色鉛筆は描きながら色も塗れて楽しくなりますが、ケースを開いて眺めているだけもどこか心が豊かになります。30年前に手に入れた100色入りの木製ケースのファーバーカステルは、未だに部屋にあり時々使っていますが、色の数だけ想像力の表現が広がるのをいつも実感しています。色数が多いとお値段がかかりますが、手に入れる価値がある画材です。
1.ファーバーカステル ポリクロモス
ファーバーカステル ポリクロモスは、ドイツの老舗メーカーの油性色鉛筆です。芯が太くて丈夫で、発色が良くて滑らかです。色数も豊富で、120色あります。プロや上級者に人気です。
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2.カランダッシュ ルミナンス
カランダッシュ ルミナンスは、スイスの高級メーカーの油性色鉛筆です。芯が柔らかくてクリーミーで、発色が良くて透明感があります。色数も豊富で、100色あります。ライトファスト度(光による退色のしにくさ)が高くて耐久性があります。
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3.プリズマカラー プレミア
プリズマカラー プレミアは、アメリカの有名メーカーの油性色鉛筆です。芯が柔らかくて粉っぽくて、発色が良くて重ね塗りに向いています。色数も豊富で、150色あります。アニメやイラストに使われることが多いです。
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透明感のある絵を描くための色鉛筆テクニック
色鉛筆で透明感のある絵を描くためには、色の重ね塗りや白抜きなどのテクニックが必要です。透明感とは、光や空気が透過する感じを表現することです。例えば、水やガラスや宝石などは透明感がありますよね。
透明感を出すためには、以下のポイントに注意しましょう。
・白や明るい色をベースにする
・暗い色や黒は少なくする
・光が当たる部分や反射する部分は白抜きする
・重ね塗りするときは薄く塗る
透明感のある絵は、空気感や立体感が出て、見る人に清涼感や美しさを与えます。
白や明るい色をベースにするというのは、紙の白さを活かすということです。紙の白さは、光や空気の透過感を表現するのに最適です。白い紙に色鉛筆で軽く色を乗せるだけで、ほんのりとした色合いが出ます。これが透明感の基本になります。
暗い色や黒は少なくするというのは、影や陰影を表現するときに使う色です。影や陰影は、立体感を出すために必要ですが、透明感を出すためには控えめに塗ることが大切です。暗い色や黒は、光や空気の透過感を減らしてしまうからです。影や陰影を表現するときは、暗い色や黒ではなく、対象物の色と相性の良い色を使ってみましょう。
光が当たる部分や反射する部分は白抜きするというのは、紙の白さをそのまま残すということです。光が当たる部分や反射する部分は、最も透明感が高い部分です。
紙の白さをそのまま残すことで、光や空気が透過しているような効果が出ます。白抜きする部分は、対象物の形に合わせて決めましょう。
重ね塗りするときは薄く塗るというのは、色鉛筆の特性を活かすということです。色鉛筆は、重ね塗りすることで新しい色が生まれます。でも、重ね塗りしすぎると色が濃くなってしまいます。色が濃くなると、透明感が失われてしまいます。重ね塗りするときは、薄く塗って色を混ぜてみましょう。
透明感のある絵は、色鉛筆の魅力を引き出すことができます。色鉛筆で透明感のある絵を描くことで、あなたの作品に新しい表現力が加わります。
リアルなタッチを追求する!色鉛筆のリアルな塗り方
色鉛筆でリアルな絵を描くには、細かい陰影や質感を表現することが大切です。色鉛筆のリアルな塗り方のコツは、以下の3つです。
・色のグラデーションを作る
・色の混ぜ方を工夫する
・細部にこだわる
色のグラデーションを作るには、色鉛筆を軽く重ねていきます。同じ色でも、強く押したり軽く押したりすることで、明暗や濃淡を表現できます。また、色鉛筆の先端を尖らせておくと、細かい線や点を描きやすくなります。
色の混ぜ方を工夫するには、色鉛筆の種類や順番に注意します。油性色鉛筆は水性色鉛筆よりも発色が良く、重ね塗りがしやすいです。しかし、油性色鉛筆で塗った上に水性色鉛筆を塗ると、滑ってしまうことがあります。そのため、水性色鉛筆で下地を作ってから油性色鉛筆で仕上げるという方法がおすすめです。また、色を混ぜるときは、暗い色から明るい色へと順番に塗っていきます。そうすることで、自然なグラデーションができます。
細部にこだわるには、光や影、質感などを細かく描き込みます。例えば、毛並みや皮膚のしわなどは、細い線や点で表現します。また、光や影は、白や黒だけでなく、青や赤などの補色を使って描きます。そうすることで、立体感や透明感が出ます。
実際に絵を描きながら試してください。
アニメやイラストに使える色鉛筆のプロ技術
色鉛筆でアニメやイラストを描くには、キャラクターの表情や雰囲気を引き出すことが重要です。色鉛筆のプロ技術としては、以下の3つがあります。
・瞳にハイライトを入れる
・影に彩度の高い色を使う
・背景にぼかし効果を加える
瞳にハイライトを入れるには、白いジェルペンや修正液などを使います。瞳にハイライトを入れることで、キャラクターの目が輝いて見えます。また、ハイライトの形や位置によっても表情が変わります。例えば、丸いハイライトは可愛らしさや純真さを表し、三角形のハイライトはキリッとした印象を与えます。
影に彩度の高い色を使うには、影部分に黒や灰色だけでなく、青や紫などの彩度の高い色鉛筆を重ねて塗ります。影に彩度の高い色を使うことで、色鉛筆の発色が良くなり、絵に華やかさや奥行きが出ます。また、影の色は、光源の色やキャラクターの髪や服の色に合わせて変えると、より自然に見えます。
背景にぼかし効果を加えるには、色鉛筆で塗った後に、綿棒やティッシュなどで軽くぼかします。背景にぼかし効果を加えることで、キャラクターが浮き上がって見えます。また、ぼかし効果の強さや範囲によっても雰囲気が変わります。例えば、ぼかし効果を強くすると、夢見心地や幻想的な感じになります。
重ね塗りのコツで絵に深みを!色鉛筆の重ね塗り術
色鉛筆の重ね塗りとは、一度塗った色の上に別の色を重ねて塗ることです。重ね塗りをすることで、色の深みや陰影、質感などを表現できます。重ね塗りのコツは、次の3つです。
1.色の組み合わせを考える
重ね塗りをするときは、色の組み合わせが大切です。同じ色相や明度の色を重ねると、単調になります。逆に、対照的な色を重ねると、鮮やかになります。例えば、青とオレンジ、赤と緑、黄と紫などは対照的な色です。また、暖色と寒色を重ねると、奥行きや立体感が出ます。例えば、赤やオレンジは暖色で、青や紫は寒色です。
2.筆圧や方向を変える
重ね塗りをするときは、筆圧や方向を変えることも大切です。筆圧が強いと、下の色が隠れてしまいます。筆圧が弱いと、上の色が薄くなります。また、方向を変えることで、光や影、毛並みや皮膚などの質感を表現できます。例えば、光が当たる部分は筆圧を弱くして明るい色を斜めに塗ります。影ができる部分は筆圧を強くして暗い色を縦に塗ります。
3.白や黒を使う
重ね塗りをするときは、白や黒も使うことができます。白は明るさや透明感を出すことができます。例えば、水滴やガラスなどに白を重ねて塗ります。黒は暗さや陰影を出すことができます。例えば、目や髪の毛などに黒を重ねて塗ります。ただし、白や黒は使いすぎると、色がくすんだり汚れたりします。少量で効果的に使いましょう。
油性色鉛筆のおすすめと特徴を徹底解説!
油性色鉛筆とは、芯に油分が含まれている色鉛筆です。油性色鉛筆の特徴は、次の4つです。
1.発色が良い
油性色鉛筆は、水性色鉛筆よりも発色が良くて鮮やかです。油分があることで、紙にしっかりと着色できます。また、水性色鉛筆よりも消しゴムで消しにくいです。
2.滑らかな描き心地
油性色鉛筆は、水性色鉛筆よりも滑らかな描き心地です。油分があることで、紙にスムーズに滑らせることができます。また、水性色鉛筆よりも削れにくいです。
3.重ね塗りに向いている
油性色鉛筆は、水性色鉛筆よりも重ね塗りに向いています。油分があることで、下の色と上の色が混ざりやすくなります。また、水性色鉛筆よりも色の深みや陰影を出しやすいです。
4.水に強い
油性色鉛筆は、水性色鉛筆よりも水に強いです。油分があることで、水に濡れても色が落ちにくくなります。また、水彩絵の具やマーカーなどと併用することができます。