水彩絵の具
水彩絵の具は色鉛筆の気軽さに比べたら、色を塗るのが少々難しく感じるかもしれません。
塗り方は一度に絵の具を多く塗るより、筆で色を薄めに塗り進め、重ね塗りしたりしながら、徐々に画面に色の調子をつけていく画材です。
画面全体を塗るよりも、白地も残すことで作品に品がでて色鉛筆とはまた違った、柔らかな印象を与えます。
一般的なチューブタイプのものと固形タイプとがあります。
パレット上で絵の具を混ぜて塗りたい色を作り、水を含ませ色の濃淡を決めます。
塗る面に合わせて筆を使い分けて、ぼかしや重ね塗りで透明感ある作品に仕上げることができます。
・透明水彩と不透明水彩があります。・パレットに絵の具をおき、筆に水をつけて混ぜて色を作る。(※透明水彩は異なる色を重ね塗りした際に下の色が透けて見え、不透明水彩は透ない絵の具)
・絵の具を少なくに水を多く含んで塗ると淡い色が描けます。
・絵の具を多く水を少な目に塗ったり、一度乾いた後重ね塗りすると濃い色が描けます。
パレット上で2色以上の絵の具を水を含ませながら混ぜて新しい色を作る。
または一度下塗りし乾いた面の上から異なる色を塗って透けた下の色を生かして新しい色を作る。
クレヨン
クレヨンにもメーカーにより、様々な種類があり一般的に身近な文具店などで手に入りやすい画材です。
色鉛筆に比べても色の鮮やかさに力強さがでます。
細部を塗るにはあまり適しませんが、絵の塗り面が広かったり、画面を面的に表現したい場合などには適しています。
クレヨンは幼いころに最初に使う画材でもあるので、
なじみ深いですし、簡単に色が鮮やかに塗れて細部より画面全体をいきいきした表現にするには大変適した画材だと思います。
色数が24色以上あれば、そのまま色を塗ったり重ね塗りしたりして、塗り面が広い絵では、大胆な塗り方を楽しめます。
そんな意味で、クレヨンで塗り絵を楽しむというのも
子供の頃を懐かしみながら塗れて、親しみもありちょっと興味深い画材です。
・顔料をロウで練り固めた棒状の画材。・塗る前のクレヨンの色と画面に塗った色がほとんど変わらない。・広い画面を力強く塗ると発色がよく鮮やか。・色鉛筆のように細かい面は塗りずらい。(※クレパスなどのオイルパステルでも
同様の塗り方が楽しめます)
・筆圧を弱く薄く塗ったり、紙の白地を残して間隔あけながら塗ると淡い色が描けます。・筆圧を強く塗ったり、ムラなく均一に塗ると濃い色が描けます。
色が混ざらない画材なので、それぞれの色を生かした塗り方をする。又は異なる色を、点や線の集合
(ハッチング)で塗り組み合わせて、見かけ上の色の配色で新しい色を作る。
パステル色鉛筆
スティック状のパステルが色鉛筆の芯になっている画材です。
主に塗り面になめらかなぼかしの効果をつけたい時に、指先でなぞりながら面をこするとぼかし効果がでてきます。
またぼかし効果をさらに強調して表現したい場合等、幅広い画面を塗る際には油性色鉛筆や水彩色鉛筆とはまた違う、柔らかな色合いで仕上げられます。
また、油性色鉛筆や水彩色鉛筆と併用して塗り絵をしても面白いと思います。
完成後には、定着液のスプレー(フィキサチフ)を画面に吹きかけるとパステルが定着します。
水彩筆、水筆
水彩色鉛筆や水彩絵の具で色を塗るには筆が必要です。
水彩色鉛筆では色鉛筆で色を塗った後から、筆に水をほどよく含ませ塗り絵の色をのばします。
平筆など数本を塗り面に合わせて使い分けて使用します。
また、塗り絵に絵の具で色を塗る際に必要な道具です。
水筆は柄の中に水を入れて置くことで筆先に水が通り塗り面塗れるので、1本あれば携帯して持ち歩けるので水彩色鉛筆には便利です。
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額縁(フレーム)
塗り絵が完成したら、額縁(フレーム)に入れて自分だけの塗り絵を飾りましょう。
フレームに収めると俄然印象が変わり、塗り絵を作品として感じる演出になり、作品としての品もグッと上がります。
(額縁、フレームの画材紹介)※購入はこちら
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