小学生の絵画作品を観るとメキメキ元気が出てくる!
動物キャラぬりえには季節や行事などをいろいろ取り入れて描きますが、描く際のヒントの素(もと)は、小学生たちの絵画コンクール作品です。
特に低・中学年の絵画作品は、すっごいパワーが秘められています。
眺めていて感心することばかりです。
画用紙いっぱいに描きたいものを描いて、クレヨンや絵の具でのびのび描かれている絵画作品。
どの作品も子供たちの分身みたいに感じます。
純粋ストレートなメッセージを強く感じますし、構図の自由さがたまりません。
どうしたらこんないきいきした絵が描けるんだろう!?と、その発想力に驚くことがよくあります。
〝のびのび〟〝いきいき〟の言葉が当てはまる絵を観てると、こちらもだんだん元気が出てきます。
ほんとに元気が出て、笑顔になってくるのがわかります。
思い切りがいい大胆な構図、描きたいものをストレートに描いている自由さ、どれもこうありたいと願う様子を表現しています。
いろんな言葉が浮かんできますが、それを普通に描ける感覚がすごいなぁ、すごいなぁと、眺めながらつい言葉が出てしまいます。
未来の世界や乗り物の絵は、子どもの夢のメッセージそのもの
自分もかつては描けていたはずなのに、今じゃ頭がカチンコチン、それをゆるゆるにほぐしてくれるのが、僕の場合、小学生の絵画作品だったりします。
構図やアイディアがいっぱいで結構ヒントになるんですよ。
未来の世界や乗り物の絵なんて、観てて楽しくなってきます。
子どもの夢のメッセージそのもの、ですよね。
むしろ、子どもたちの絵画作品の塗り絵ってなんでないんだろう?と思ったこともありましたが、皆、自由に思い思いに描くからそれぞれにいいわけでして、大人になるとすぐにまとめようとするところがいけないかも、です。
そんなこともあれこれ感じながら、ラフスケッチを思うままに何枚も紙に描きまくり、徐々に構図を絞り込んでいきます。
塗り絵の作品を描く際は、いつもラフスケッチを描きますが、描く紙はきまって、半紙 です。
半紙って、書道で使う紙ですけど、いくつもスケッチを描いたり、部分的に構図を修正する時に紙を重ねると、下の絵が透けて見やすく、上から重ねて描くのに丁度いいんです。
鉛筆やペンで何度も描いたり直したり、色を塗って確認してみたり、塗り絵の線画の仕上がりをイメージしながら半紙に描き込みます。
ま、半紙を絵のラフ用で使うイラストレーターさんて聞いたことありませんが、直す時も気軽だし重宝してます。
そのラフで決めた最終の半紙をもとに、フィニッシュの線画を別の専用の用紙に描き込み原画に仕上げます。
画像のラフは、思いつくままにあれこれ半紙にペンで描いて、クレヨンで塗ったものですけど、半紙にペンやクレヨンの相性ってかなりいいと思います。
クレヨンという画材は、絵の具や色鉛筆とは違い、クレヨンの原色でストレートに色が塗れて分かりやすいです。
クレヨンはいくつかのメーカーの画材を使いますが、ぺんてるクレヨンは市販されている画材で身近ですし、小学生のお子さんにもなじみやすいと思います。
わりとスルスルとスムーズに塗れて、これだけで作品になるかなぁと思いますね。
これはラフ前のラクガキみたいなものですけど、こうやって手を動かして描いてると、少しずつエンジンがかかり始めて、イメージが湧きやすくなります。
ラフスケッチは何度も何枚も描きますが、結局最初のラフが一番イキイキした構図だった、ということも時々あるので、面白いです。
動物キャラは、ポーズを変えたり左右入れ替えたりしてラフを描くうちに、キャラがイメージの中で膨らんで動き出したりして、徐々に愛着がわいてくるんです。
これは動物キャラを平面の紙の絵でも、立体のフィギュアを作る際も同じで、平面の動物キャラが立体のフィギュアに創った時などは、絵と立体がコラボしているようでうれしくなります。
そんなことを描くたびに感じながら、動物キャラたちの作品は生まれてきます。